プレスリリース
2019. 07. 17

経済産業省の2019年度「未来の教室」実証事業に採択 〜公教育における英語・数学のアダプティブラーニングの活用とSTEAM教育の実践〜

Press Release

2019年7月17日
株式会社COMPASS

AI型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」を提供する株式会社COMPASS
経済産業省の2019年度「未来の教室」実証事業に採択
〜公教育における英語・数学のアダプティブラーニングの活用とSTEAM教育の実践〜

株式会社COMPASS(本社:東京都品川区、CEO 神野 元基)はこのたび、経済産業省の「未来の教室」実証事業(平成31年度学びと社会の連携促進事業(「未来の教室」学びの場創出事業)の「“モデル校”実証」において、昨年度の同事業の実績を踏まえ、今年度も実証事業社として採択されたことをご報告いたします。
本事業では、東京都千代田区立麹町中学校(工藤勇一校長)の協力を得て、「アダプティブラーニングによる知識・技能の習得とSTEAM教育の実践」を行います。

英語・数学のアダプティブラーニング教材

第4次産業革命・人生100年時代・グローバル化が進む社会において、能力開発競争の時代を迎えています。「未来の教室」実証事業は、国際競争力のある教育サービス産業の創出と、日本経済を率いる課題解決・変革型人材「チェンジ・メーカー」を輩出する「未来の教室」の創出を目的として、昨年度に発足され、あらゆる教育現場におけるEdTechの開発・実証を推進しています。

2019年度の「未来の教室」実証事業の「“モデル校”実証」では、選定されたモデル校で各事業者が3つのテーマの実証に取り組みます。COMPASSはその中で「教科学習」と「探究学習」の2つのテーマにおいて採択された唯一の事業社となりました。

COMPASSの本年度の実証では、教科学習においては、昨年度の実証から継続している数学に英語を加えた複数教科における「アダプティブラーニングによる知識・技能の習得」の個別最適化と効率化を図ります。

それにより創出された時間では、探求学習として、昨年度と同様に「STEAM教育」を行います。昨年度は数学を実践的に活用しながら最先端テクノロジーを使い課題に取り組むことで、実社会における数学の重要性を学びましたが、今年度は実際に存在する具体的な社会課題にまで踏み込み、それを通して数学・英語の複数教科の重要性を学びます。

STEAM教育のイメージ

1.アダプティブラーニングによる知識・技能の習得【教科学習(数学・英語)】
複数の教科学習時間(数学・英語)においてアダプティブラーニング教材を導入し、知識・技能の習得の個別最適化と効率化を図り、学習時間の短縮と学習効果の検証を行います。今年度から追加となる英語については、当社が学校法人 河合塾と共同開発する教材を使用します。

2.STEAM教育【探求学習(社会課題 × テクノロジー × 数学 × 英語 の合科)】
学習の効率化によって創出された教科学習の授業時間を使い、STEAM教育を実施します。
SDGsや世界に存在する社会課題等について学び、その課題解決の手段として最先端テクノロジーと数学・英語を実践的に活用することで、実社会における教科学習の必要性を学びます。また、この学習を通した生徒の意識の変化について検証を行います。

<実証事業概要>
◆事業概要:アダプティブラーニングによる知識・技能の習得とSTEAM教育の実践
◆実施場所:東京都千代田区立麹町中学校
◆実施期間:2019年7月〜2020年2月
◆対象生徒:
(1)アダプティブラーニング教材の導入:(数学)1年生〜3年生、(英語)2年生
(2)STEAM教育:2年生

<2019年度「「未来の教室」実証事業」について>
https://www.learning-innovation.go.jp/verification_project/

Qubenaについて>
AIによるアダプティブラーニングで圧倒的な学習効率を実現
AI(人工知能)を搭載した「Qubena」は、圧倒的な学習効果で子どもたちの「未来を生き抜く力」を育てる学習パートナーです。
生徒一人ひとりの学習中の操作ログや計算過程、回答データを分析することで、つまずく原因となっているポイントを特定し、その生徒が解くべき問題へと自動的に誘導し、効果的で効率的な学習を実現します。自社が運営する学習塾では、中学校数学の1学年分の学習範囲を平均28時間で学習修了します。小学校算数・中学校数学・高校数学IAⅡBに対応しており、高校数学は学校法人 河合塾と共同開発しております。
“集団指導”に特化した新機能「ワークブック」では、Qubenaに搭載された数万問の問題より、出題範囲や問題の難易度、出題する問題、出題順を自由にカスタマイズしてワークブックとして生徒に配信することで、授業演習だけでなく小テストや宿題など様々な学習シーンで活用できるようになりました。
2018年度は経済産業省「未来の教室」実証事業に採択、さらに、日本e-learning大賞 経済産業大臣賞や、グッドデザイン賞を受賞しています。

<株式会社COMPASSについて> URLhttps://qubena.com/
AI(人工知能)型タブレット教材「Qubena」や、オンライン家庭教師サービス「Qubena Wiz(キュビナウィズ)」を開発、ユーザー数は2万3千人にのぼります。
また「Qubena」のベースとなるエンジンであり、あらゆる学習教材に適用が可能な教育に特化した人工知能型エンジン「COMPASS ENGINE(コンパスエンジン)」を提供しています。
2019年4月には学校法人 河合塾と共同開発をした英語4技能AI教材の提供を開始いたしました。

2045年、人工知能が人間の脳を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」が訪れ、現存するほとんどの職業がその名と形を変えると言われています。COMPASSでは、「未来の君に会いにいく」を創業時からのスローガンに、子どもたちが生きる未来を一緒に考え、未来を生き抜く力を育てることを教育理念として活動しています。

所在地:東京都品川区西五反田3-16-21 住友不動産西五反田ビル1
代表者名:CEO 神野 元基(じんの げんき)