Press Release
2023年12月15日
株式会社COMPASS
代表取締役CEOの交代に関するお知らせ
学習eポータル+AI型教材「Qubena(キュビナ)」を開発・提供する株式会社COMPASS(本社:東京都文京区、代表取締役:小川 正幹、以下 COMPASS)はこのたび、2024年1月1日付で代表取締役CEOを交代する人事を下記のとおり決定いたしましたことをご報告いたします。
<人事異動の内容>
氏名 | 新役職 | 現役職 |
佐藤 潤 | 代表取締役CEO | 取締役副社長 |
<経営体制変更の背景>
当社は「新しい学びの環境を創り出す」というミッションの下、AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題する学習eポータル+AI型教材「Qubena」を主軸サービスとして子どもたちの知識・技能の習得を支援してまいりました。現在、全国の170以上の自治体、小中学校約2,300校で100万人以上が利用し、累計解答数は15億問を突破するなど、授業や自主学習・家庭学習など学校を中心とした幅広い学習の場面でご活用いただいています。
GIGAスクール構想により公教育へ1人1台端末環境が整備され、さまざまなデジタルサービスが導入される一方で、当社は、それらが日常的に使われ、子どもたちが真に恩恵を受けるものであるべきと考えています。そのためには、Qubenaのサービスを一層学校現場に向けて拡充していくとともに、これまで個々に独立していた教材やサービスの垣根を越えた連携による「子どもたちを中心としたシームレスで個別最適な新しい学びの環境を創出すること」を当社の次なるステージとして捉えており、このたび経営体制を変更するに至りました。
新たに代表取締役CEOに就任する佐藤潤は、2018年にCOMPASSに参画し、取締役副社長としてこれまで、経済産業省「未来の教室」実証事業の推進、Qubenaの小学校・中学校の5教科対応版をプロダクト開発責任者として開発・リリースをするなど、学習塾等の民間教育への導入が中心であったQubenaの、公教育への飛躍的な提供拡大を牽引してまいりました。さらに、近年では学校現場におけるニーズを適切に捉えたQubenaのアップデートや新機能開発に加えて、学習eポータルとしてのMEXCBTとの連携やダッシュボードサービス等への学習データの連携、教科書準拠コンテンツのリリースなど、他のパートナーとのアライアンスによるサービスの垣根を越えた連携に中心となって取り組んでおります。
今後は、佐藤の豊富な公教育におけるプロダクト開発の知見とともに、さまざまなパートナーとのアライアンスを通して、子どもたちを中心としたシームレスで個別最適な新しい学びの環境の創出と事業の成長を目指してまいります。
<新代表取締役CEO 略歴>
佐藤 潤
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、DeNAを経て、2011年博報堂入社、デジタルマーケティングや新規事業開発等に従事。2018年にCOMPASSに入社、取締役CMOを経て、2020年10月より取締役副社長に就任し、Qubenaのプロダクト開発責任者として教科書・教材・ソフトウェア、校務支援システム、データ利活用サービスなどサービスの枠を越えた連携に向けた活動を推進。
<新代表取締役CEO 佐藤 潤よりメッセージ>
COMPASSは創業以来、子どもたちの「未来を生き抜く力」を育むことを目標として、Qubenaを中心にさまざまなサービスを提供してきました。創業から10年が経過した今、生成AIの登場により、私たちを取り巻く世界は当時考えていたスピードをはるかに超えて大きく変化し、未来は本当に誰も予測できないものになっています。そんな“今”、代表就任にあたって改めて「未来を生き抜く力」という言葉に向き合ったとき、子どもたちの無限の可能性に対して、急激に変化する環境にもどうにか適応していくんだ、と少し窮屈な印象を持ちました。
確かに未来は誰にも予測できないかもしれません。だからといって、その未来が来るのを待っていればよいのでしょうか。未来は予測するものでも、ただ待つものでもなく、自らの力で創り得るものではないでしょうか。
そうした想いからこのタイミングで、COMPASSは子どもたちの「未来を生き抜く力」を育むことから、子どもたちの「未来を創る力」を育むことを新たな目標とすることとしました。
こんなことを子どもたちに話したら、「未来は創れるもの?そんなことわかってるよ、そのつもりだよ」と頼もしく言ってくれそうですが、子どもたちの「未来を創る力」を育むことに少しでも貢献していけたらと思います。
COMPASSは、子どもたちの「未来を創る力」を育む“新しい学びの環境を創り出す”ことに全力で取り組んでいきます。